(32)父性
2011/04/19
父性については、エライ人たちが様々なことをおっしゃっています。強さ、社会性、正義感(倫理観)、絶対的価値観などなど。わたしは、軽い提案をしたいと思います。父性とはユーモア。パパには、是非、ユーモア溢れる言葉を伝えてもらいたい。
子と接することの長いママは、どうしても細かな点に目が行きがち。ママの笑顔はとても大切ですが、いつもニコニコと接するわけにはいかないでしょう。また、親子の触れ合いの中で自然と生まれる笑いや和やかな雰囲気も母子間では多いもの。
が、パパに期待したい/演出してもらいたいのは、意図的な笑い。家族に沈んだ雰囲気や緊張があるとき、家族の誰かに元気がないとき、落ち込んでいるとき。パパは、明るくなれるような話題や緊張を緩和するような一言を提供してください。
前向きか否かの思考パターンは前頭葉の神経回路網が調う10歳までに決まると言われています。この時期に、積極的なメンタリティが創りだされます。苦難にも明るく、前向きに、楽観的に対応する姿勢を、見せてやってほしい。
パパには、とにかく、元気を出そう、と明るく大きな声をかけてほしい。そこにユーモアのエッセンスが含まれていれば、さらにベター。論理的で、分析的な思考は知識やスキルが向上すれば後々でもOK。心の、明るい強さはパパから、10歳までに。
保安院のN審議官が、「私たちは何も隠さない。日本はみんなでがんばる。世界も長く、強く応援してほしい」などとカツラをカパッとはずして頭を下げれば、日本も、世界も、どれほど明るくひとつになれるか、と思うのですが…
ツイート2011/04/19