(101)ヤマモモ
2012/07/10
ヤマモモって知っていますか?
村※にヤマモモの季節が訪れました。今、豊かに実っています。先日、野生の実を収穫し、ジャムにしました。甘酸っぱい初夏の味。さて、自然のヤマモモと聞いて、関心を持つ人はどのくらいいるでしょう?数%いるかな?
かけがえのない味、というわけでもなく、たいして美味なわけでもありません。でも、初夏をしっかり感じることができます。自然愛好家、好事家のテリトリーかもしれませんが、子供への影響となると話は違う。二人のママをイメージしてみましょう。
ママA:何これ?食べれんの?すっぱ。エッ、山に生っとん、キショ!
ママB:へぇー、グミみたい。山に実っていたんだって、食べてみようか。食べたことのない味!おいしいネ。これも夏の味だよ。うれしいネ。
感受性(外界からの刺激に敏感に反応することのできる心の動き)を高めることは子供には重要です。同じ事象に接しても受ける刺激の強さと頻度が違ってきます。それらが脳の発達につながります。
ママBは前向きに子供の関心を広げようと、(口に合う合わないは別として)おいしいネ、とプラスの誘導。これは、ドーパミン効果に結びつきます。また、記憶に深く残るように、五感で感じるように働きかけ、比喩などを用いて、言語で強化。
ママBの子には、夏-ヤマモモの記憶が深く根付くことでしょう。さらに、夏と関連してどんなものがあるかと、探究心が芽生えるかも。ヤマモモジャム作ったぞ、と村の仲間に伝える楽しさに、子供と自然について思い巡らしてみました。
ツイート2012/07/10
村※兵庫県明石市にある放置森林を里山化し、子供たちが自由に自然と触れ合える場にしようとオヤジが手弁当で活動しているのが、子ども21ダッシュ村です。