(277)日本病
2016/12/26
インターネットで出くわした、英国人アナリストによる興味深い記事。日本人は~~~の分野で世界第~位、と日本を高く評価されるのが好き。でも、経済的分析の指標となる、一人当たり世界第~位と考えるのは嫌い。
GDPは世界第3位でも、一人当たりGDPは先進国最下位の27位、輸出額世界第4位も、一人当たりなら44位。人口1億人を超える先進国はアメリカと日本だけなので、総額では多くて当然。
現状に目を向け、高い潜在能力(国連のデータによれば労働者の質は世界第一位)を活かすために、生産性を高める経営者努力と政策を、との主張。
何となく未来が輝いていない感の強い、今の日本。日本はすごいゾ的TV番組が増えたような気がするも空しい。
でも、厳しい提言に停滞感が打ち破れそうな気が少し・・・。さらに、この論説を読み、子供と脳の関係を思いました。
親が経営者で子が従業員。人口が増えている 成長経済の下ではボンクラ経営者でも業績アップ。
でも、低成長の時代は常に生産性向上を模索し、実現させる有能な経営者でないと業績低迷、破綻。
従業員を高い知能と強い心を持つ立派な若者に育て上げるには、経営者たる皆さんの正しい情報と知性に裏付けられた戦略が必要、かもしれませんね。
ツイート2016/12/26