株式会社関医協ゼミナール総本部
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(334)落ち葉

(334)落ち葉

2018/11/26

 

小学生の言語トレーニングでこんな詩に出会いました。
◆◇◆◇◆◇

 

 

 

落ち葉 佐々木たづ

山で落ち葉が散るときは   山にせせらぎ聞こえます
水の流れる川でなく   サラサラ落ち葉の落ちる音
秋の木の葉は北風に   吹かれて散るかと思ったら
葉っぱはみんな   それぞれの木々の呼吸で散っていく
霜を踏み踏み山道を   小枝を分けて登るとき
風もないのにサラサラと   急に落ち葉が散りかかる
止まってジッと耳すませ   静かな朝の山の中
芽ぶきの用意終えた木の   心やすらぐ歌を聞く
◆◇◆◇◆◇

落ち葉に何となく寒くてさびしいイメージを持っていました。でも、詩人は、風ではなく自らの意思で葉を散らす木の強さを想い、落ち葉に春の芽吹きを感じ、自然の偉大さに心癒される、とは、なんて素敵な。

こんな視点は、感受性豊かに、観察力深く、前向きに明るく、子供たちを導いていくヒント、いや、力強いエールとなります。

今年から、紅葉狩りの後にも、落ち葉を楽しむことができそうで、ちょっと得した気分かな?

ツイート2018/11/26

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