(437)レジリエンス
2022/07/20
レジリエンス(resilience)とは、外力による歪み=ストレスに対して、それを跳ね返す力のこと。精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力、再起力などとも表現される。
ブロックが思い通りに組み立てられず泣き出す6歳男児、大人に注意され、不貞腐れている4年男子、基礎でつまづき、「私、数学に向いてない」とうそぶく中2女子、ちょっとしたミスを指摘され、先輩に逆ギレする新入社員・・・。
「折れやすい心を持つ人々」が増えてきたことは近年、社会問題化しつつあります。
折れやすい心を持つ子供の増加は、ここ10数年の育児書などで紹介されるようになった叱らない子育てにその一因がある、と断言する教育学の専門家も。
でも、こうした心の弱さ=低いレジリエンスも、筋肉のようにトレーニングで鍛えることが可能。この分野で著名なイローナ・ボニウェル博士によると、自分を肯定的にとらえることがレジリエンスを築き、鍛えることに。キーは4つ。お子さんと考えてみましょう。
1) I am ○○○. 「私は○○○です」という形で、自分の長所を言葉にする。
2) I can ○○○. 「私は○○○ができます」できることを言語化して自信につなげる。
3) I have ○○○. 「私には○○○がいる/ある」自分の周りの人やもの、環境などのいいところに目を向ける。
4) I like ○○○. 「私は○○○が好き」好きなことを思い浮かべ、うれしい気持ちになるとドーパミン分泌。ポジティブな気分に。
4つのキーでレジリエンスを鍛えましょう。脳にもプラス!