(263)リオ五輪男子体操
2016/08/09
リオ五輪の男子体操団体は予選で内村選手が鉄棒から落下など致命的ミスの連続。ところが、決勝ラウンドで各選手奮闘、大逆転で12年ぶりの金メダル奪取。素晴らしい!!
あっ、12年前もチャイルドのジャーナルに体操のこと、書いたぞ。
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いつまでも続きそうに感じられた夏も、ようやく終わりを告げ、季節は、一気に秋色を深めていこうとしています。
この夏を一層、熱くさせたアテネ五輪。日本人選手の活躍には胸が躍りました。中でも、男子体操団体の金メダルは、28年ぶりの快挙です。
この勝利は、一本のビデオテープが導いたとのこと。低迷期だった10数年前、体操協会は当時の王者、ロシアを視察。子供たちのトレーニングを見て、愕然としたそうです。
日本は派手な大技の開発に躍起になっていた時期、ロシアでは、若年層に「きちんと」手足指先を、伸ばす、止める、揃えると、基礎を徹底的に指導していたのです。
ここに強さの秘訣があると感じた協会は全国のクラブへ視察のビデオテープを配布し、「きちんと」した指導を広めていきました。その抜本的改革の一期生がメダルチームの中心になっているそうです。
基本の大切さ、指導する側の英断、長期的な戦略/サポート…子育てに通じるものがありそうですネ。
後にわかったそうですが、ロシアの指導法は、そのまた20年前の覇者、日本の児童への指導を真似たんですって!?
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12年前の拙稿で恐縮です。
「きちんと」は脳にプラス。細部への注意、その積み重ね。頭頂葉、後頭葉、前頭葉、大脳の広い領域に刺激を与えます。とにかく男子体操チームやったね!
ツイート2016/08/09