株式会社関医協ゼミナール総本部

(442)内発的動機付け

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(442)内発的動機付け

(442)内発的動機付け

2022/09/21

行動を促進させるという意味で、「インセンティブ」は「動機付け」とほぼ同義。外からよりも自分の内側から湧きだしてきたものが大切なことは前稿で。その内的インセンティブ=内発的動機付けが生まれるためにはどんな条件が必要でしょう?

 

過去の研究(デシ&ライアン「自己決定理論」など)によると、「自分でやりたい(自律性)」「能力を発揮したい(有能感)」「人々といい関係を持ちたい(関係性)」が内発的動機付けの必要条件。この条件が整えば、外的な動機付けが内発的なものに変わることも。

例えば、親に言われて、あるいは褒美に釣られて、学習塾に行く(外的動機付け)。初めは、イヤイヤ。でも、順調に頑張っていると親に評価してもらえて(有能感)、時間や量のノルマがなくなり、自分の自由な進め方が許されるように(自律性)。友達と一緒に学ぶこと(関係性)もプラスに作用し、勉強って楽しい~なぁ(内的動機付け)。

 

つまり、ヤル気がなさ気な3年男児に「ヤル気を出しなさい」と厳しく言っても無駄。ヤル気=内的動機付けは自律性が担保されていないと成り立たない。

子供にヤル気を出してほしいなら、親は「ヤル気を出せ」と管理を強めるのではなく、子供が「自分で考え」「能力を発揮できて」「良い関係性でいられる」ための環境を調える努力を。

 

そんな環境は脳にもプラス!

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