(214)開放性
2015/03/18
「学校の成績は、知能ではなく性格で決まる」
インターネット・ニュースのセンセーショナルな見出し。最新の応用心理学の調査によると、性格の良い生徒は単に知能が高い生徒よりも成績が良かったそうです。
性格が良い、と言っても、ここでは、気のいいとか、明るい、おもしろいなどが評価されるわけではありません。キーとなるのは、勤勉性と経験の開放性。勤勉性は拙稿(213)で詳述済ですから、この稿では「経験の開放性」のことを。
経験の開放性って、簡単に言えば、好奇心旺盛で、未知の知的刺激にワクワクする度合いが高いこと。自分が向き合うことになった事象をストレスなく受け入れ、ポジティブに取り組める姿勢があるかどうか。
4歳ぐらいからのサポートでいい方向に導くことができますよ。この稿でも繰り返し述べてきたように、好奇心・興味・関心の対象が広がるように言葉かけや環境作りをしてあげるんです。
子供の好奇心は、とても偏りがあります。非論理的、感情的、場当たり的、刹那的な偏りや固執。ですから、いろんなことに好奇心・興味・関心が向けられるよう導いてあげましょう。
「ほら、見てごらん」「おもしろいね」「きれいだね」のように子供を導くことが基本。
もちろん、知能を伸ばすことも重要。頭(知能)と心(性格)のバランス。頭の良さは、知能だけではなく、心も大切、って最新の研究でなくても昔(たぶん、古代ギリシャ時代)から、ず~っと言われてきたような・・・。
ツイート2015/03/18